伊香保温泉に訪れるなら行きたい石段街。昔ながらの射的や水沢うどん、温泉まんじゅうのお店が並んでいます。戦国時代から続く宿も残っているんだとか。
石段の数は365段!自分の誕生日の段数で写真を撮るのが人気です。
我が家は3歳の息子を連れて2023年7月に伊香保温泉へ観光してきました。
この記事は、伊香保温泉へ行かれる方、伊香保温泉石段街に興味のある方、子連れ旅行をお考えの方のご参考になれれば幸いです。
- 伊香保温泉石段街の歴史や見どころ
- 伊香保温泉石段街の楽しみ方
- 伊香保温泉石段街の遊技場の営業時間
- 伊香保温泉旅館「和心の宿 大森」の魅力
目次
伊香保温泉石段街について
昔ながらの温泉街の雰囲気。これは長い歴史を感じさせてくれます。そして365段の石段はどのようにして築かれたのか。簡単にご紹介します。
石段街の歴史
伊香保温泉はとても歴史ある温泉地です。万葉集の東歌の中にも伊香保が歌われています。
御用邸跡の記念碑もあり、皇室の避暑地としても愛されていました。そこは現在は群馬大学伊香保研修所の敷地になっています。
戦国時代、長篠の戦いで破れた武田軍が、負傷した兵の療養に利用したのがここ伊香保温泉です。そして、療養所として利用するために一体を整備させた時、石段も一緒にできたと言われています。
最奥部にある源泉井戸から、傾斜を利用して温泉街へとお湯を運びました。石段沿い湯治場として温泉街の原型ができました。
石段は昭和55年の大改修で現在の形になりましたが、2010年に増設工事が行われ、全部で365段になりました。「1年365日にぎわって欲しい」と商売繁盛の願いを込めて増設されたそうです。
伊香保神社
石段街の最上部には伊香保温泉を守護するように、伊香保神社があります。
上野国三ノ宮として親しまれる由緒ある神社です。温泉と医療の神様を祭っています。
子宝、縁結び、金運など様々なご利益があると云われています。
伊香保関所(伊香保口留番所)
江戸時代に三国街道の要地として伊香保石段街入口に関所が設けられました。
関所廃止となるまで238年その役割を果たしました。
今では復元された建物が建っていて、当時の関所での取り調べの行い方や甲冑などを見学することができます。拝観料は無料です。
奈良時代、戦国時代と、歴史ロマンを感じますね。
伊香保温泉石段街の楽しみ方と営業時間について
我が家が訪れたのは朝10時頃でしたが、通行客もお店も活気ある雰囲気でした。
石段街は温泉街らしい雰囲気で、石段を登りながらその雰囲気を楽しむだけでも情緒を感じられていい思い出になると思います。
寄り道したくなるお店がたくさんありましたのでいくつかご紹介します。
子連れで訪れる場合にはベビーカーは向きません。
歩けないお子さんは抱っこでお散歩することになります。
遊技場やグルメと営業時間
営業時間ですが、大体のお店が朝10時にはオープンし、夜は18時頃クローズするようです。
オープンの時間は我が家が7月の土曜日の朝に訪れて実感した時間帯です。
クローズの時間は旅館の女将さんに聞きました。観光客がお宿に戻って食事を始める時間だから大体のお店は閉まっちゃうのよ、とのことでした。
遊技場の営業時間はネットでは定休日のみの記載で営業時間には触れていなかったり、クローズの時間が明記されていなかったり、確実なことがわかりません。これも昔ながらの雰囲気ですよね。
- 柳香軒
映画『テルマエ・ロマエ』のロケにも使われた、大弓と射的ができるお店!大弓を見たら映画のシーンと照らし合わせたくなりました。
こちらは朝9時の時点では閉まっていましたが、10時過ぎにはオープンしていました。ただ大弓の方だけがオープンしていて射的は準備中でした。
- 伊香保クレープ CREAM
石段55段目にあるクレープ屋さん。新しめのお店で、昔ながらの遊技場とこういう洋風なお店が混ざっているのも良いなと思いました。
我が家は美味しそうなクリームソーダをいただきました。美味しかったです!
マンホール探し
人気漫画『頭文字D』の舞台ともなっている伊香保温泉。拓海となつきがこの石段街をデートする場面も描かれています。
そこでところどころにこんなマンホールがあるのです!
ファンの方はマンホールを探して歩くのも楽しいですね!
誕生日の階段上や干支と写真撮影
- 誕生日の段数
365段あるということで、自分の誕生日の段数で写真を撮るというのが人気です。
1月1日が1段目、12月31日が365段目です。
こうしてところどころに段数を書いてくれているので、途中で数え忘れてしまっても大丈夫です!
- 干支
実は365段の階段に加え、干支のプレートもあります。
石段街のあちらこちらに埋め込まれていて、自分の干支を探して写真を撮りましょう。
こちらは訪れた2023年卯年を記念して。
足湯
日帰りや宿泊型の温泉宿もありますが、石段のすぐ横に足湯コーナーもありました。
石段上り下りを楽しんだ後に足湯でのんびりリラックスできて、風情がありますね。
我が家は石段街での滞在時間は1時間程度でしたが、射的が盛り上がったり、お昼を挟んだら、もっと長居できますね!
和心の宿 大森
我が家が宿泊したのは「和心の宿 大森」です。
子連れにおすすめだと思ったのでご紹介します。
和心の宿 大森について
住所 | 〒377-0102 群馬県渋川市伊香保町伊香保58 渋川伊香保I.C.から車で約20分 |
電話番号 | 0279-72-2611 |
石段街からの距離 | 徒歩約5分で石段256段目あたりに出ることができます。 |
我が家は全国旅行支援割引を利用したので、お得に泊まることができました!
和心の宿 大森のおすすめポイント
- お休み処「囲炉裏」
3階の売店の前に、自由に使えるスペースがあります。
本や絵本が置いてあり、机で本を読むことができます。
そして、おもちゃも置いてあり、1畳半くらいのスペースで子供が遊ぶことができます。
息子は馬に乗れて喜んでいました。
- お食事
夕食も朝食も魅力的な群馬の旬の味が味わえるものばかりでとてもおいしかったです。
子供用のメニューはありませんが、子供用のご飯をいただくことができます。
朝食は、子供用のお味噌汁とご飯とふりかけをいただくことができました。
別に注文した赤城牛のステーキ(4,400円)が柔らかくておすすめです。こちらは子供用によく焼きにしてもらいましたが、それでもとっても柔らかくて驚きました!
- 館内案内
食事のメニュー同様、手書き感のある案内でほっこりしました。
- 温泉
1階の大浴場と8階の露天風呂があります。露天風呂は本当に露天で、屋根もなく、夜は月夜を眺めながら、朝は朝の日差しを感じながらゆったりできる魅力的な温泉でした。
標高800mの絶景を味わいながらの入浴はとても気持ちがいいです。 - 貸出
子供用に踏み台やおむつゴミ箱を貸し出してもらうこともできます。
手書き感のあるお品書きや案内にほっこりしました!
子連れ客にとって、休憩所におもちゃがあると、歓迎されてる!という気持ちになって嬉しいですよね!
- 近くの「渋川スカイランドパーク」で思い切り遊んでから、旅館でのんびりしましょう!
まとめ
伊香保温泉のシンボルでもある石段街。
365段の石段を登りながら、景観や左右のお店を楽しんで、素敵な思い出を作ることができました。この記事では、伊香保温泉石段街の楽しみ方、気になる営業時間について、泊まった温泉旅館について、ご紹介させていただきました。
これから伊香保温泉へ行かれる方、伊香保温泉石段街に興味のある方、子連れ旅行をお考えの方のご参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。